“労働服”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろうどうふく50.0%
ブルーズ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきった、労働服ろうどうふく少年しょうねんは、とびらをすと、それがいて、なかには、ひとのよさそうな老人ろうじんが、テーブルにかって書物しょもつていました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
幸三こうぞうは、かつて、こんな自動車じどうしゃったことはありません。しかし、こういわれると辞退じたいしきれずにりました。自分じぶんのそばには、あお労働服ろうどうふく少年しょうねんこしをかけました。
新しい町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
病来久しく世間を見なかったわたしは、此の日突然東京の街頭に曽て仏蘭西で見馴れたような浅葱の労働服ブルーズをつけた職工の行列を目にして、世の中はかくまで変ったのかと云うような気がした。
花火 (新字新仮名) / 永井荷風(著)