“ブルーズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕事着40.0%
上衣20.0%
労働服20.0%
部屋着20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まだ旅装も解かぬままにその上へ仕事着ブルーズを着、右手には絵筆をしっかりと握って、部屋の中央にのけぞるように倒れている亜太郎の前には
闖入者 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
そしてその下で、黒い褐色の鬚の中に大きなパイプを突込んだ、亡命の白系露西亜人らしいあから顔の爺さんが灰色の上衣ブルーズを着て立っている。
プウルの傍で (新字新仮名) / 中島敦(著)
病来久しく世間を見なかったわたしは、此の日突然東京の街頭に曽て仏蘭西で見馴れたような浅葱の労働服ブルーズをつけた職工の行列を目にして、世の中はかくまで変ったのかと云うような気がした。
花火 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一あしうちを出るにしたって、よしんば、ほら、こうして庭へ出る時でも、——部屋着ブルーズのまま髪も結わずに、なんてことがあったかしら? とんでもない。