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『闖入者』
ふりがな文庫
『
闖入者
(
ちんにゅうしゃ
)
』
富士山の北麓、吉田町から南へ一里の裾野の山中に、誰れが建てたのか一軒のものさびた別荘風の館がある。その名を、岳陰荘と呼び、灰色の壁に這い拡がった蔦葛の色も深々と、後方遙かに峨々たる剣丸尾の怪異な熔岩台地を背負い、前方に山中湖を取繞る鬱蒼たる …
著者
大阪圭吉
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ぷろふいる」ぷろふいる社、1936(昭和11)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空
(
うつ
)
傾
(
か
)
報
(
しらせ
)
直
(
ただち
)
往復
(
ゆきき
)
却
(
かえっ
)
薄暗
(
うすやみ
)
間
(
けん
)
画架
(
イーゼル
)
頻
(
しきり
)
薪
(
たきぎ
)
小葉
(
こば
)
拗者
(
すねくれもの
)
覗
(
うかが
)
躁
(
はしゃ
)
繕
(
つく
)
直
(
すぐ
)
繞
(
めぐ
)
盛
(
さかん
)
肥
(
ふと
)
被仰
(
おっしゃ
)
米突
(
メートル
)
蒼徨
(
そうこう
)
蔦葛
(
つたかずら
)
瞠
(
みは
)
発見
(
みつ
)
眼隈
(
めくま
)
虱潰
(
しらみつぶ
)
焦立
(
いらだ
)
見惚
(
みと
)
貉
(
むじな
)
贋
(
にせ
)
辺
(
あたり
)
遣
(
や
)
遮
(
さえぎ
)
錚々
(
そうそう
)
鏤
(
ちりば
)
零
(
こぼ
)
顫
(
ふる
)
飜
(
ひるがえ
)
鬱
(
ふさ
)
齎
(
もたら
)
冠
(
かぶ
)
寄途
(
よりみち
)
夕餉
(
ゆうげ
)
夕暗
(
ゆうやみ
)
否
(
いな
)
吃驚
(
びっくり
)
可怪
(
おか
)
南室
(
そこ
)
半歳
(
はんとし
)
小刻
(
こきざみ
)
先刻
(
さっき
)
何故
(
なぜ
)
体
(
てい
)
他所
(
よそ
)
今朝
(
けさ
)
仄
(
ほの
)
与
(
あずか
)
不二
(
ふじ
)
東室
(
このへや
)
生物
(
いきもの
)
狭霧
(
さぎり
)
一寸
(
ちょっと
)
湯槽
(
ゆぶね
)
涯
(
はて
)
流石
(
さすが
)
気色
(
けしき
)
正午
(
ひる
)
画布
(
カンバス
)
昨日
(
きのう
)
提
(
さ
)
揉
(
も
)
扉
(
ドア
)
御坂
(
みさか
)
序
(
ついで
)
帳
(
とばり
)
峨々
(
がが
)