“不二”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふじ87.5%
ふに12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稲ちゃんは不二ふじやでお菓子を買い、不二ふじやでコーヒーをのむのに(鶴さん)つき合って、それから市ヶ谷へ行ったら六時ごろです。
見るからに画家らしい二人の男は川口亜太郎とその友人の金剛蜻治こんごうせいじ、女は亜太郎の妻不二ふじ、やがて三人が岳陰荘の玄関に着くと
闖入者 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
仏教の言葉で、「煩悩即菩提」(迷いや欲の本性は取りも直さず悟りのもと)と言ったり、「凡聖不二ふに」(愚かしい心と霊知の心と根は一つ)と言うのは、この事を指しているのです。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
料理との不二ふにちぎりが結ばれるのです。
日本料理の基礎観念 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)