“不二屋”の読み方と例文
読み方割合
ふじや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お絹は列び茶屋の不二屋ふじやを目指しているらしく、軒提灯の涼しい灯のあいだを横切って通った。まだ宵ながらそこらには男や女の笑い声がきこえて、麦湯むぎゆの匂いが香ばしかった。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)