“ガウン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寛衣33.3%
22.2%
寛服11.1%
仕事着11.1%
美袍11.1%
部屋着11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一本の蝋燭ろうそくがともっていて、その火を映した巨大な鏡が、部屋の正面の壁にあり、蝋燭の立ててある台の側に、長髪、碧眼、長身肥大、ガウンをまとった紅毛人が、椅子に腰かけて読書をしてい
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ホームズは見すぼらしいフロックコートを脱ぎ捨てて、半身像から例の鼠色の寛服ガウンを取って着たので、依然たるシャーロック・ホームズに返った。
小さな卓台の上に置かれて、ホームズの常に着用する、寛服ガウンを着けさせているので、なるほど街路から見れば、理想的に完全な影絵を映していたに相違なかった。
ロダンはバルザックをあの有名な仕事着ガウン姿で、ロダンらしく、すこし凄みすぎて甘みぬきにしすぎて居ると思います。
大塩沙漠ダシュト・イ・カヴィルの覗き穴から地下へ帰った、女王ザチが美袍ガウンを着、いまは死体となって油の流れにまかせている。夢ではないか。これは一体なんということだろう。
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
縞フランネルのパジャマのずぼんをだぶだぶに折返して——西洋のは脚が長いから——その上から洒落た部屋着ガウンなんか引っかけてはいるものの、だんまりのうちによく見ると、やっぱり弁天小僧の