“聟養子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むこやうし60.0%
むこようし40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人娘に華族の次男を聟養子むこやうしにするなぞもそれだが、多くの場合に骨董に贋物が多いやうに、聟養子にやくざ者が多いのはよくしたものだ。
贋物 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
入給いれたまひては如何いかゞもつとも外に男の子も御在おはさぬ事ゆゑ熊殿くまどの年のふけぬうちに聟養子むこやうしをなし持參ぢさん金子きんすを以て山方やまがた問屋とひやかり償却つぐなひくらし方もを付て身上しんしやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「惟寅は男谷平蔵の三男、聟養子むこようしとなって、先代元良の女信子に配す、嘉永三庚戍年九月四日卒四十九歳」とある。
われえかくなったで知れらア、心配しんぺえせねえでもい、おふくろさまが置くも置かねえもねえ、何うしても男と女はわるさアするわけのものだ、心配しんぺえせねえでもい、どうせ聟養子むこようしをせねえばなんねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)