“聟殿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むこどの88.9%
むこ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
固唾かたずをのんで待っていた——前田犬千代、池田勝三郎、佐脇藤八郎、そのほかの若侍の面々の中に、ゆうべの聟殿むこどのの藤吉郎も、勿論交じっていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず世間を見渡して見給え。きのう貰った花嫁も今日死なんとも限らんではないか、しかし聟殿むこどのは玉椿千代も八千代もなど、おめでたい事を並べて心配らしい顔もせんではないか。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
聟殿むこは、乗ぜられやすい残臭を、とゞめてゐる