養子ようし)” の例文
それから早速さっそくひとたのんで、だんだん先方せんぽう身元みもとしらべてると、生憎あいにくおとこほう一人ひとり息子むすこで、とても養子ようしにはかれない身分みぶんなのでした。
眞淵まぶち弟子でし本居宣長もとをりのりなが、その弟子でし夏目甕麿なつめかめまろ、このひとで、紀州きしゆう醫者いしやいへ養子ようしとなつた加納諸平かのうもろひらといふひとがあります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「あたしたちに、もう、自分の子供が出来るあてがないとしたら、いっそのこと、可哀かわいそうな孤児こじかなんかを養子ようしにもらったらどうでしょう。」
やんちゃオートバイ (新字新仮名) / 木内高音(著)
養子ようしのようにされ、子どもたちには兄弟のようにあつかわれながら、わたしは、またしてもわたしの生活を引っくり返すような事件じけんはもう起こらずに