“手分”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てわけ81.3%
てわ18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから五にん手分てわけをして、窟内くつないくまなく調査てうさしてると、遺骨ゐこつ遺物ゐぶつ續々ぞく/″\として發見はつけんされる。それをあやまつてみさうにる。大騷おほさはぎだ。
歌舞伎座稽古は後々のちのちまで三階運動場を使用するが例なり。稽古にかかる前破笠子より葉書にて作者部屋のものを呼集め手分てわけなして書抜かきぬきをかく。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
さて、屋根やねうへ千人せんにんいへのまはりの土手どてうへ千人せんにんといふふう手分てわけして、てんからりて人々ひと/″\退しりぞけるはずであります。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
よい生き証拠であるものをと——後から出た智恵じゃ、それからの手分てわけとなって、谷間谷間ふもとから白河のあたり、くまなくたずねて来たのでおざるよ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)