“千人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちたり50.0%
せんにん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここを以ちて一日にかならず千人ちたり死に、一日にかならず千五百人なも生まるる。
土に曳きひろする藤を挿してゆけ、かぐろの髪と紫と大路に浪をなさむ時、みやこをとめはさうぐるひ、千人ちたりにわけて与へよと、おん跡おはむそのなかに、われもまじりて西鶴の経師きやうじが妻のふりに似る
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
さて、屋根やねうへ千人せんにんいへのまはりの土手どてうへ千人せんにんといふふう手分てわけして、てんからりて人々ひと/″\退しりぞけるはずであります。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
うめ花貝はながひでもひろはせてたまはれとのねがひ、不憫ふびん如何樣どのやう子細しさいあればとて、月花つきはなをかしきさかりのとしに、千人せんにん萬人まんにんすぐれし美色びしよくを、かヾみきからぬかのやううへ他人ひとごとにしてうれしとはかれぬを
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)