千人ちたり)” の例文
ここを以ちて一日にかならず千人ちたり死に、一日にかならず千五百人なも生まるる。
土に曳きひろする藤を挿してゆけ、かぐろの髪と紫と大路に浪をなさむ時、みやこをとめはさうぐるひ、千人ちたりにわけて与へよと、おん跡おはむそのなかに、われもまじりて西鶴の経師きやうじが妻のふりに似る
晶子詩篇全集拾遺 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
むなしけれ百人ももたり千人ちたりたたへてもわがよしとおもふ日のあらざれば
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
千人ちたりなむ水底みなぞこに。
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
千人ちたりとや、一人ひとりとや。
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)