“千人針”の読み方と例文
読み方割合
せんにんばり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人がひとりの力ではどうすることもできぬことでも、多数のこころざしを集めるならば何とかなるということを、千人針せんにんばりというものはよくみとめている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そうしてこの頃では到る処の街頭で千人針せんにんばりの寄進が行われている。これは男子には関係のないだけに、街頭は街頭でも、何となくしめやかにしとやかに行われている。
千人針 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)