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『千人針』
ふりがな文庫
『
千人針
(
せんにんばり
)
』
去年の暮から春へかけて、欠食児童のための女学生募金や、メガフォン入りの男学生の出征兵士や軍馬のための募金が流行したが、これらはいつの間にか下火になった。そうしてこの頃では到る処の街頭で千人針の寄進が行われている。これは男子には関係のないだけ …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「セルパン」1932(昭和7)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
亡
(
ほろぼ
)
出
(
い
)
六
(
むつ
)
布片
(
ぬのきれ
)
遣
(
つか
)
勝味
(
かちみ
)
厳島
(
いつくしま
)
塹壕
(
ざんごう
)
愛嬌
(
あいきょう
)
沁
(
し
)
細君
(
さいくん
)
終
(
つい
)
途
(
みち
)