容姿きりょう)” の例文
取りたてていうほどの容姿きりょうではなかったが、一寸印象を与える顔立だった。顔の下半分が可愛かった。
反抗 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
同優は旧幕の末、踊の師匠坂東美津代の門に入り桂八と名乗ったが、容姿きりょうはよし、踊にかけては天才で、十五、六歳の折すでにお狂言師の頭となり、諸侯の奥向へ出入りしておった。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)