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容姿
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きりやう
ふりがな文庫
“
容姿
(
きりやう
)” の例文
「そいつあ、困つたなあ。誰が目から見ても
容姿
(
きりやう
)
ぢやちよつと過ぎた良人だからなあ。細君の方で反抗したつてそれあ駄目だよ。」
瘢痕
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
我儘
(
わがまゝ
)
育
(
そだち
)
で、其れに
耶蘇
(
ヤソ
)
だからツて申した所が、松島さんの
仰
(
お
)
つしやるには、イヤ外国の軍人と交際するには、耶蘇の
嬶
(
かゝあ
)
の方が
却
(
かへつ
)
て便利なので、元々梅子さんの
容姿
(
きりやう
)
が望のだから
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
人種さへ変りが無くば、あれ程の
容姿
(
きりやう
)
を持ち、あれ程
富有
(
ゆたか
)
な家に生れて来たので有るから、無論相当のところへ縁付かれる人だ——
彼様
(
あん
)
な野心家の
餌
(
ゑば
)
なぞに成らなくても
済
(
す
)
む人だ——可愛さうに。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
不具になつても
御厭
(
おいと
)
ひなさらぬか、へ、自分がドンなに
別嬪
(
べつぴん
)
だと思つて居るんだ、
彼方
(
あつち
)
からも
此方
(
こつち
)
からも
引手
(
ひくて
)
数多
(
あまた
)
のは何の為めだ、
容姿
(
きりやう
)
や学問やソンな詰まらぬものの為めと思ふのか
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
姿
常用漢字
小6
部首:⼥
9画
“容姿”で始まる語句
容姿端麗
容姿端正
容姿麗
容姿麗美