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『首席と末席』
ふりがな文庫
『
首席と末席
(
しゅせきとばっせき
)
』
思い出すと隔世の感がある。当時私達の学校の卒業生は中学校の教諭心得として二十五円で売れた。大学卒業生は五十円六十円で、並等は教頭、成績の好いのは直ぐ校長になれた。大学は未だ東京の帝大丈けだったから学士が貴かった。恐らく昨今の博士以上だったろ …
著者
佐々木邦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「雄弁」大日本雄辯會講談社、1927(昭和2)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
灰色
(
グレイ
)
老爺
(
じじい
)
後
(
おく
)
真
(
ほん
)
宜
(
い
)
省
(
かえりみ
)
先方
(
むこう
)
敵
(
かな
)
値
(
あたい
)
真
(
まこと
)
次第
(
わけ
)
巴里
(
パリー
)
容姿
(
ようし
)
定
(
きま
)
貴
(
たっと
)
省
(
はぶ
)
面喰
(
めんくら
)
発起
(
ほっき
)
狡
(
ずる
)
矛盾
(
むじゅん
)
禍
(
わざわい
)
鬼婆
(
おにばば
)
種々
(
いろいろ
)
精進
(
しょうじん
)
若
(
も
)
殪
(
たお
)
裨益
(
ひえき
)
覚
(
さと
)
覚束
(
おぼつか
)
賄
(
まかな
)
迚
(
とて
)
逞
(
たくま
)
患
(
わずら
)
予
(
あらかじ
)
他人
(
ひと
)
勿
(
なか
)
午砲
(
どん
)
原級
(
げんきゅう
)
吃驚
(
びっくり
)
少時
(
しばらく
)
屡〻
(
しばしば
)
工面
(
くめん
)
従兄
(
いとこ
)
淑女
(
しゅくじょ
)
所為
(
せい
)
排泄
(
はいせつ
)
時稀
(
ときたま
)
末席
(
ばっせき
)
梃
(
てこ
)
並等
(
なみとう
)
殿
(
しんがり
)
沁
(
し
)
流行
(
はや
)