“時稀”の読み方と例文
読み方割合
ときたま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釣れなかった日のことは棚へ上げて、吉野川で一尺からのを四十釣ったの五十釣ったのと時稀ときたまの成功だけを吹聴ふいちょうしています
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
信長は、屋外に幔幕まんまくを張らせ、そこを参謀本部として、時稀ときたま傍らの茶屋で休息をとるくらいな程度で夜をかしていた。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
有島さんは札幌に住んでいて、ここの農場には時稀ときたま見廻りに来るくらいだったらしい。よく馬に乗って農場を見廻って居られましたということであった。
小さい機縁 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)