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『小さい機縁』
ふりがな文庫
『
小さい機縁
(
ちいさいきえん
)
』
今年の六月、本土爆撃がいよいよ苛烈になって、東京は大半焼け、横浜も一日の猛爆で、全市が一遍に壊滅してしまった頃の話である。 鎌倉で或る機会に里見弴氏を訪ねた時に、狩太にある有島農場の話が出た。あの農場はもとは里見さんの令兄故有島武郎氏の農場 …
著者
中谷宇吉郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「光 第二巻二号」光文社、1946(昭和21)年2月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
何方
(
どなた
)
伝手
(
つて
)
時稀
(
ときたま
)
暢気
(
のんき
)
果無
(
はかな
)
狩太
(
かりぶと
)
這入
(
はい
)