“すがたかたち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姿容45.0%
姿貌25.0%
姿形20.0%
姿態5.0%
容姿5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うやまひをもて汝の姿容すがたかたちを飾れ、さらば天使よろこびて我等を上に導かむ、この日再びあしたとならざることをおもへ。 八二—八四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
もしこの国に年若く姿貌すがたかたち端正にして智慮に富み、足で歩まず、馬にらず、車に乗らず、日中でなく、夜中でなく、月の前半でも後半でもなく、衣をず、また裸にもあらず
おとらと三人でいる時でも、青柳はよくめきめき娘に成ってゆくお島の姿形すがたかたちを眺めて、おとらに油断ができないと思わせるようなみだらことばを浴せかけた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
その美しい容貌に、その優雅な姿態すがたかたちに、またその静かな歩き方に! 彼は人ではないのだから! 彼は呪われたる血吸鬼バンプなのだから!
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
何れ劣らぬ情のこまやかさに心迷ひて、一つ身の何れをそれとも別ち兼ね、其れとは無しに人の噂に耳を傾くれば、或は瀧口が武勇ひとすぐれしをむるもあれば、或は二郎が容姿すがたかたちの優しきをたゝふるもあり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)