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姿形
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すがたかたち
ふりがな文庫
“
姿形
(
すがたかたち
)” の例文
その夜を限りその
姿形
(
すがたかたち
)
が、生残った人たちの目から消え去ったまま、一年あまりの月日が過ぎても、二度と現れて来ないとなれば
草紅葉
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
おとらと三人でいる時でも、青柳はよくめきめき娘に成ってゆくお島の
姿形
(
すがたかたち
)
を眺めて、おとらに油断ができないと思わせるような
猥
(
みだら
)
な
辞
(
ことば
)
を浴せかけた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
姿形
(
すがたかたち
)
のうるはしきのみならで
心
(
こゝろ
)
ざまのやさしさ
情
(
なさけ
)
の
深
(
ふか
)
さ
絲竹
(
いとたけ
)
の
道
(
みち
)
に
長
(
た
)
けたる
上
(
うへ
)
に
手
(
て
)
は
瀧本
(
たきもと
)
の
流
(
なが
)
れを
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
中津川は美濃の國なり
國境
(
くにざかひ
)
は
馬籠
(
まごめ
)
と落合の間の十
石
(
こく
)
峠
(
たふげ
)
といふ所なり國かはれば風俗も異なりて木曾道中
淳朴
(
じゆんぼく
)
の
風
(
ふう
)
は木曾川の流と共にはなれてやゝ淫猥の臭氣あり
言語
(
ことば
)
も岐阜と名古屋
半交
(
はんまぜ
)
となり
姿形
(
すがたかたち
)
も見よげになれり氣候も山を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
姿
常用漢字
小6
部首:⼥
9画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
“姿”で始まる語句
姿
姿態
姿勢
姿見
姿容
姿貌
姿見鏡
姿体
姿色
姿致