“姿形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すがたかたち50.0%
なりかたち25.0%
すがた12.5%
なり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夜を限りその姿形すがたかたちが、生残った人たちの目から消え去ったまま、一年あまりの月日が過ぎても、二度と現れて来ないとなれば
草紅葉 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
杢「姿形なりかたちに惚れたのではない、たった一つ娘の見込があります、たった一つ臍から二寸ばかり下に見所があるのサ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
覆面と変装とにおおわれていたとはいえ、あの姿形すがたは、どうしても春子さんに相違なかったのです。私はなぜもっと疑って見なかったのでしょう。
覆面の舞踏者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
姿形なりにしてからが、チチコフ同様、あまり肥ってもいなければ痩せてもいなかったことを容認しない訳にはゆかなかった。