“姿形”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すがたかたち42.9%
なりかたち28.6%
すがた14.3%
なり14.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“姿形”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語1.6%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
おとらと三人でいる時でも、青柳はよくめきめき娘に成ってゆくお島の姿形すがたかたちを眺めて、おとらに油断ができないと思わせるようなみだらことばを浴せかけた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
その夜を限りその姿形すがたかたちが、生残った人たちの目から消え去ったまま、一年あまりの月日が過ぎても、二度と現れて来ないとなれば、その人たちの最早やこの世にいないことだけは確だと思わなければなるまい。
草紅葉 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
杢「姿形なりかたちに惚れたのではない、たった一つ娘の見込があります、たった一つ臍から二寸ばかり下に見所があるのサ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女はしおしおしたような目をして、派手な牡丹ぼたんの置型のある浴衣ゆかたのうえに、矢絣やがすりの糸織りの書生羽織などを引っかけて、くずれた姿形なりかたちをして自分がそこへ陥ちて行った径路や、初恋などを話した。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
覆面と変装とにおおわれていたとはいえ、あの姿形すがたは、どうしても春子さんに相違なかったのです。
覆面の舞踏者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
警察部長は十二年の役に出征して親しくナポレオンの風丰にも接していたが、成程ナポレオンは背丈もチチコフとどっちつかずだし、姿形なりにしてからが、チチコフ同様、あまり肥ってもいなければ痩せてもいなかったことを容認しない訳にはゆかなかった。