“きりよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
容貌50.0%
器量10.0%
縹緻10.0%
姿容5.0%
容色5.0%
容量5.0%
標致5.0%
縹致5.0%
美貌5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すこ容貌きりよう自慢じまんかとおもへば小面こづらくいと蔭口かげぐちいふ朋輩はうばいもありけれど
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
このは東京広しといへども、山村の下女に成る物はあるまじ、感心なもの、美事みごとの心がけとめるもあれば、第一容貌きりようが申分なしだと
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
黒猫「おまへさんなんざあ器量きりよういし、おとなしいからひと可愛かあいがられて幸福しあはせといふものさ」
べつによい器量きりようでもありませぬから、お使つかひにふことは御免ごめんかうむります」
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
平次はたつた一と目で、うなつたほどのこれは好い縹緻きりようです。
時偶ときたま、雑誌の口絵で縹緻きりようの好い芸妓の写真を見たり、地方新聞で富家かねもちの若旦那の艶聞などを読んだりした時だけは、妙にう危険な——実際危険な、例へば
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
一郎が妹とくといふは、女の子だけに己れに手なづけ、姿容きりようのよきを幸ひに、玩具代はりの人形仕立、染れば染まる白糸を、己が好みの色に仕入れ、やがてはしかるべき紳士の奥方に参らせむ心の算段。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
つぎに、容色きりようだつて十人なみよりいぢやありませんかと梅子が云つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
されどかくそろひて好き容量きりよういまだ見ずと、静緒は心に驚きつつ、蹈外ふみはづせし麁忽そこつははや忘れて、見据うる流盻ながしめはその物を奪はんとねらふが如く
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
はあ悲しやとばかりにて、お台所の片隅に、裁縫の手を止め、恍惚と考へ込むは、お園といふ標致きりようよし。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
さうあらうとも、ゆるします。内にはすうちやんが今日をはれと着飾つて、その美しさと謂ふものは! ほんにまああんな縹致きりようと云ひ、気立と云ひ、諸芸も出来れば、よみかき針仕事はりしごと、そんなことは言つてゐるところではない。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
それがむつくり小高うて、栄耀に凝つた細工もの、手で拵らえたか何ぞのやうに、器用に出来たその尖頭さきには、得てして、天狗が引掛り、果ては世上の笑柄わらひもの美貌きりようが仇でござんする。
移民学園 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)