“容顏”のいろいろな読み方と例文
新字:容顔
読み方割合
きりやう33.3%
ようがん33.3%
かほかたち16.7%
きりよう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好(この)み甚(はなは)だ婬婦(いんぷ)なりしが娘お熊(くま)は容顏(きりやう)衆人(しうじん)に勝(すぐ)れて美麗(うつくし)く見る者(もの)心(こゝろ)を動(うごか)さぬものなく二八の春秋(はるあき)も過(すぎ)て年頃に及びければ引手(ひくて)數多(あまた)の身なれども我下紐(わがしたひも)は許(ゆる)さじと清少納言(せいせうなごん)の教(をし)へも今は伊達(だて)なる母を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「應(おう)」は普通(ふつう)の乞食(こつじき)と齊(ひと)しく、見(み)る影(かげ)もなき貧民(ひんみん)なり。頭髮(とうはつ)は婦人(をんな)のごとく長(なが)く伸(の)びたるを結(むす)ばず、肩(かた)より垂(た)れて踵(かゝと)に到(いた)る。跣足(せんそく)にて行歩(かうほ)甚(はなは)だ健(けん)なり。容顏(ようがん)隱險(いんけん)の氣(き)を帶(お)び、耳(みゝ)敏(さと)く、氣(き)鋭(するど)し。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
洗(あら)ひ或時は酒の給仕(きふじ)などにも出るにお花は容顏(かほかたち)麗(うるは)しければ是を慕(した)ひ多くの旅人の中には種々なる戯(たはぶ)れ事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一體(たい)の容顏(きりよう)好(い)い方(ほう)なれども、いかにもいかにもの田舍風(いなかふう)、午房縞(ごぼうじま)の綿入(わたい)れに論(ろん)なく白木綿(しろもめん)の帶(おび)、青(あを)き毛布(けつと)を膝(ひざ)の下(した)に、前(まへ)こゞみに成(な)りて兩手(りようて)に頭(かしら)をしかと押(おさ)へし。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)