“清少納言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいしょうなごん75.0%
せいせうなごん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姑が嫁を愛するというような事は昔の清少納言せいしょうなごんも珍しい物の中に引いている通りむしろ例外であって、「あなたは善い姑をお持ちになってお仕合せです」
姑と嫁について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
午後に、家のものはB姉妹のもとへ招かれて御輿みこしの通るのを見に行った。Bは清少納言せいしょうなごんの「枕の草紙」などを読みに来る人で、子供もよくその家へ遊びに行く。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
清少納言せいせうなごん兼好法師けんかうほふしの生きた時代には、ああした随筆が生れ、また現在の時代には、現在の時代に適応した随筆の出現するのはむを得ない。
解嘲 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
このはなは婬婦いんぷなりしが娘おくま容顏きりやう衆人しうじんすぐれて美麗うつくしく見るものこゝろうごかさぬものなく二八の春秋はるあきすぎて年頃に及びければ引手ひくて數多あまたの身なれども我下紐わがしたひもゆるさじと清少納言せいせうなごんをしへも今は伊達だてなる母を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)