“せいしょうなごん”の漢字の書き方と例文
語句割合
清少納言100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかしにも紫式部むらさきしきぶ清少納言せいしょうなごんなどという才媛さいえんがあった。いまの世からも、女性の偉いものが出て欲しい。そもじは天正てんしょうの紫式部になれ、今の世の清少納言になってみい。そうはげましてくださいました
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清少納言せいしょうなごんなどもそうした女房の一人であった。『枕草紙』にも「をかし」という形容詞が頻発するのを、ただ軽く「おもむきがある」という風に置き換えて読んでいると少し見当がちがうようである。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
小野小町おののこまち清少納言せいしょうなごん和泉式部いずみしきぶなどの歌った物を見ますと、女が主観の激しい細かな詠歎を残しておりますが、この方には割合に矯飾が行われずに真率に女性の感情が出ております。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)