“小野小町”の読み方と例文
読み方割合
おののこまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここは小野小町おののこまちの旧蹟だと伝えられて、小町の水という清水が湧いていた。二人はその冷たい清水をすくって、息もつかずに続けて飲んだ。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
小野小町おののこまちという美女は、情知らずか、いい寄った、あまたの公家衆くげしゅのその中に、分けて思いも深草ふかくさの少将。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
……在原業平ありわらのなりひら僧正遍昭そうじょうへんじょう喜撰法師きせんほうし文屋康秀ふんやのやすひで大友黒主おおとものくろぬし小野小町おののこまち……六人の姿が描かれてある。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)