“小舟町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぶなちょう50.0%
こぶねちょう33.3%
こふなちょう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さぶはあるきだしながら、小舟町こぶなちょうの「芳古堂ほうこどう」へ奉公に来てから三年間の、休む暇もなくあびせられた小言と嘲笑ちょうしょうと平手打ちのことを語った。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
抽斎の姉須磨すま飯田良清いいだよしきよに嫁して生んだむすめ二人ふたりの中で、長女のぶ小舟町こぶねちょう新井屋半七あらいやはんしちが妻となって死に、次女みちが残っていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
日本橋小舟町こふなちょう金屋善蔵かなやぜんぞうというのへ、妻君と子供だけは預けようということになり、私が妻君のともをして立ち退きましたが、浅草見附へ行くと、番兵がいて門はまって通ることが出来ない。