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小野小町
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おののこまち
ふりがな文庫
“
小野小町
(
おののこまち
)” の例文
ここは
小野小町
(
おののこまち
)
の旧蹟だと伝えられて、小町の水という清水が湧いていた。二人はその冷たい清水をすくって、息もつかずに続けて飲んだ。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
小野小町
(
おののこまち
)
という美女は、情知らずか、いい寄った、あまたの
公家衆
(
くげしゅ
)
のその中に、分けて思いも
深草
(
ふかくさ
)
の少将。
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
……
在原業平
(
ありわらのなりひら
)
、
僧正遍昭
(
そうじょうへんじょう
)
、
喜撰法師
(
きせんほうし
)
、
文屋康秀
(
ふんやのやすひで
)
、
大友黒主
(
おおとものくろぬし
)
、
小野小町
(
おののこまち
)
……六人の姿が描かれてある。
大鵬のゆくえ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
彼女の
相貌
(
そうぼう
)
は、この一ヶ月の間に、
森華明
(
もりかめい
)
の
描
(
えが
)
いた
小野小町
(
おののこまち
)
美人九相の図を大急ぎで移って行ったように変りはてていた。
額
(
ひたい
)
は高く、
眼窩
(
めくぼ
)
は大きく、眼にはもう光がなかった。
国際殺人団の崩壊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
小野小町
(
おののこまち
)
、
清少納言
(
せいしょうなごん
)
、
和泉式部
(
いずみしきぶ
)
などの歌った物を見ますと、女が主観の激しい細かな詠歎を残しておりますが、この方には割合に矯飾が行われずに真率に女性の感情が出ております。
産屋物語
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
「さようで、
最
(
もっと
)
も
古歌
(
こか
)
でありますそうで、
小野小町
(
おののこまち
)
の、」
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
玉藻ほどの才と美とを
具
(
そな
)
えていれば、采女の御奉公を望むも無理はない。その昔の
小野小町
(
おののこまち
)
とてもおそらく彼女には及ぶまい。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“小野小町”で始まる語句
小野小町花