“おののこまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
小野小町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女の相貌そうぼうは、この一ヶ月の間に、森華明もりかめいえがいた小野小町おののこまち美人九相の図を大急ぎで移って行ったように変りはてていた。ひたいは高く、眼窩めくぼは大きく、眼にはもう光がなかった。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
小野小町おののこまち清少納言せいしょうなごん和泉式部いずみしきぶなどの歌った物を見ますと、女が主観の激しい細かな詠歎を残しておりますが、この方には割合に矯飾が行われずに真率に女性の感情が出ております。
産屋物語 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
「さようで、もっと古歌こかでありますそうで、小野小町おののこまちの、」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)