“小栗上野”の読み方と例文
読み方割合
おぐりこうずけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、幕府内でも最も強硬な主戦派の頭目として聞こえた小栗上野おぐりこうずけの職をいで謹慎を命じたほどの堅い決意が慶喜になかったとしたら。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
また小栗上野おぐりこうずけが、ひとりで、そっと持ち出して赤城山の麓にうずめて置くなんて、まことしやかに言う奴もある……
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかし彼は小栗上野おぐりこうずけと少からぬ縁故があって、当時も目立たぬ存在であっただけに