“おぐりこうずけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小栗上野100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、傾きかけた徳川幕府の大身代をどうかしてささえられるだけささえようとしているような、その大番頭の一人ひとりとも言うべき小栗上野おぐりこうずけの口から出た言葉である。土蔵付き売屋とは何か。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
小栗上野おぐりこうずけがある、勝安房かつあわがある、永井玄蕃げんばも、水野痴雲ちうんも、向山黄村むこうやまこうそん川路聖謨かわじせいぼ、その他誰々、当時天下の人物としても恥かしい人物ではないが……なにぶん大廈たいかくつがえる時じゃ、いたずらに近藤勇
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小栗上野おぐりこうずけは、幕府の主戦組のために生きている」
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)