“納言”の読み方と例文
読み方割合
なごん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高松殿腹の長家の筋は摂関大臣に登る家柄にはなれないで、普通には大中納言なごんに止まる家柄であった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
憎い事、恋の手習するとは知れど、式部の藤より紫濃く、納言なごんの花よりくれない淡き、青柳町の薄紅梅うすこうばい
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いずれもこの日は大紋風折烏帽子かざおりえぼしの式服に威儀を正して、お乗り物は一様に長柄のお駕籠かご、これらのものものしい大小名が規定どおりの供人に警固されて、三、中将、納言なごん