“納経”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうきょう50.0%
ふだ25.0%
なふきやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やったものだから困るといって、今この通り、白衣きもの納経のうきょうを置いて行って、お寺さんへ納めてくんろといいながら、浜の方さ、行ってしまっただよ
千ヶ寺詣 (新字新仮名) / 北村四海(著)
長者は老僧のことばに驚いて、其の日から家を出て、弘法大師の巡錫していると云う四国八十八箇所の納経ふだ所納経所を目的めあてに尋ねて往った。
長者 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
納経なふきやうの御望み叶はせられざりしより、竹の梢に中つてるゝ金弾の如くに御志あらぬ方へと走り玉ひ、鳴門の潮の逆風さかかぜに怒つて天にはびこるやう凄じき御祈願立てさせ玉ひしと仄に伝へ承はり侍りしが
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)