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『長者』
ふりがな文庫
『
長者
(
ちょうじゃ
)
』
何時の比であったか、四国の吉野川の辺に四国三郎貞時と云う長者が住んでた。其の長者の家では日々奴隷を海と山に入れて、海の宝、山の宝を集め執らしたので、倉と云う倉には金銀財宝が満ち溢れていたが、人には爪のさきほども施してやる心がなかった。しかし …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
容
(
なり
)
費
(
ついえ
)
容
(
ふう
)
因縁
(
いわれ
)
辺
(
ほとり
)
己
(
じぶん
)
彼
(
あ
)
比
(
ころ
)
騰
(
のぼ
)
隙
(
ひま
)
貴殿
(
あなた
)
納経
(
ふだ
)
掌
(
て
)
何処
(
いずこ
)
某日
(
あるひ
)
一日
(
あるひ
)
狂人
(
きちがい
)
現世
(
このよ
)
目的
(
めあて
)
盲目
(
めくら
)
破片
(
かけら
)
自己
(
おのれ
)
詞
(
ことば
)
戸外
(
そと
)
庭前
(
にわさき
)
小児
(
こども
)
呼吸
(
いき
)