“迷児”のいろいろな読み方と例文
旧字:迷兒
読み方割合
まいご83.3%
まご8.3%
まよいご5.6%
まよひご2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ウォルタアとチャアリイは帰路を失って迷児まいごになったもの、早晩どこかの横町よこちょうででも発見されて、安全にれ戻されることだろう。
チャアリイは何処にいる (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
だからさ、順境にあるものがちょっと面喰めんくらうか、迷児まごつくか、蹴爪けつまずくかすると、そらすぐ眼の球の色が変って来るんだ。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
リンピイはただ頷首うなずいた。が、彼が、いぎりす生れの「決して帰らない迷児まよいご」のひとりであることは、その語調で直ぐにわかった。
私は七つの時田舎の叔父と京都へ行つて迷児まよひごになつた時、親切さうに宿へ送り届けてやると言つて、私を町中引つ張りまはしながら、終ひに私の羽織を脱ぎ取つて行つた人のことを思ひ出して
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)