“すいさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
推参76.7%
推算6.7%
推讃6.7%
炊爨6.7%
推參3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客人まろうどにもの申す。末座にまかりある者ゆえ、わざと御挨拶をひかえていましたが、お目にとまったようにござれば、かくは推参すいさん申してござる。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この山津浪やまつなみみなもと根府川ねぶがは溪流けいりゆう西にしさかのぼること六粁ろくきろめーとる海面かいめんからのたかおよ五百米ごひやくめーとるところにあつたが、實際じつさい數箇所すうかしよからの崩壞物ほうかいぶつ一緒いつしよ集合しゆうごうしたものらしく、其分量そのぶんりよう百五十米立方ひやくごじゆうめーとるりつぽう推算すいさんせられた
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
今日は十五日締切の小説で大童おおわらわになっているところ。新ロマン派の君の小説が深沼氏の推讃すいさんするところとなって、君が発奮する気になったとは二重のよろこびである。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
の男、毎日ひつじの刻よりさるの刻に到る間の日盛りは香煙を吸ふと称して何処へか姿を消しつ。そのほかは常に未明より起き出で、田畠を作り、風呂を湧かし、炊爨すいさんの事を欠かさず。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
拜借はいしやく仕つり度是迄推參すいさん候といふに強慾がうよく無道ぶだうの天忠和尚滿面まんめんゑみふくみ夫は重疊ちようでふの事なりさてわけは如何にと尋ぬるに大膳はひざすゝめ聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)