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炊爨
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すいさん
ふりがな文庫
“
炊爨
(
すいさん
)” の例文
わが家金富町より一番町に移りし頃久斎は病みて世を去り、その妻しんといへるもの、わが家に来りて
炊爨
(
すいさん
)
浣滌
(
かんでき
)
の労を取り、わづかなる給料にて老いたる
姑
(
しゅうとめ
)
と幼きものとを養ひぬ。
礫川徜徉記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
彼
(
か
)
の男、毎日
未
(
ひつじ
)
の刻より
申
(
さる
)
の刻に到る間の日盛りは香煙を吸ふと称して何処へか姿を消しつ。そのほかは常に未明より起き出で、田畠を作り、風呂を湧かし、
炊爨
(
すいさん
)
の事を欠かさず。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
炊
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
爨
漢検1級
部首:⽕
29画
“炊爨”で始まる語句
炊爨具