“すいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
推敲46.9%
遂行44.9%
水光4.1%
推考2.0%
推行2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和歌とか消息文とか日記という類の推敲すいこうの文学が、当時以前の日本人の言語を、代表するものでなかったことは勿論である。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一は雕虫ちょうちゅうの苦、推敲すいこうの難、しばしば人をして長大息ちょうたいそくを漏らさしむるが故である。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
約束の履行りこうなどという事は、最初から深く考えなかったのみならず、遂行すいこうの時期が来た時分には、もうそれを忘れていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ゆえに、男湯の方の感電を計画し、またそれを遂行すいこうするための技術上の操作は、十分間も要さずに易々やすやすと行われた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
この有名な句でもこれを「白露江はくろえに横たわり水光すいこう天に接す」というシナ人の文句と比べると俳諧というものの要訣ようけつ明瞭めいりょうに指摘される。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
巒気らんき水光すいこうと変幻する雲、雲、雲。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
口碑こうひ遺跡ゐせき共に存せず、固より明言めいげんするの限にあらざれど、常陸風土記所載ひたちふうどきしよさいの一項は稍推考すいこう手掛てがかりとするを得ん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
「寺中へ参って、光泰に、出かけるぞと、合図して来い。——兵の分かちよう、道々の推行すいこう(行軍のこと)などは、夕刻下城のせつ、書きものにしたためて、浅野弥兵衛に渡してあるゆえ、浅野弥兵衛について、さしずを聞けと申せ」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)