“やりと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遣取60.0%
遂行20.0%
遣遂20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上方組との打合せはよいが、一体、いつ迄、このような同じ文句の遣取やりとりを交しているのだ。内蔵助殿の手紙といえば、毎度決まって、公儀の御憐憫ごれんびんにおすがり申し奉る事だ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なか/\他人の中へ突出されて、内兜うちかぶと見透みすかされねえやうに遂行やりとげるのは容易ぢやねえ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
どんな事があっても遣遂やりとげようではないかと云うので、原田とはごくせつが合うて、いよいよ英書を読むとう時に、長崎から来て居た小供があって、その小供が英語をしって居ると云うので
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)