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『チューインガム』
ふりがな文庫
『
チューインガム
(
)
』
銀座を歩いていたら、派手な洋装をした若い女が二人、ハイヒールの足並を揃えて遊弋していた。そうして二人とも美しい顔をゆがめてチューインガムをニチャニチャ噛みながら白昼の都大路を闊歩しているのであった。 去年の夏築地小劇場のプロ芝居を見物に行っ …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「文学」1932(昭和7)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
何故
(
なにゆえ
)
如何
(
いかん
)
顎
(
あご
)
些末
(
さまつ
)
闊歩
(
かっぽ
)
遊弋
(
ゆうよく
)
遂行
(
すいこう
)
這入
(
はい
)
見遁
(
みのが
)
自
(
みずか
)
聳
(
そび
)
築地
(
つきじ
)
瞼
(
まぶた
)
畢竟
(
ひっきょう
)
煤
(
すす
)
滲
(
にじ
)
滞
(
とどこお
)
滔々
(
とうとう
)
歯噛
(
はが
)
正風
(
しょうふう
)
止
(
や
)
彼
(
か
)
八
(
や
)
側
(
そば
)