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巒気
ふりがな文庫
“巒気”の読み方と例文
読み方
割合
らんき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
らんき
(逆引き)
雲は白く
綿々
(
めんめん
)
として去来し、
巒気
(
らんき
)
はふりしきる
蝉
(
せみ
)
の声々にひとしおに澄みわたる、その峡中に白いボートを漕ぐ白シャツの三、五
子
(
し
)
がいる。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
御山は
春日
(
かすが
)
の三笠山と同じような山一つ、樹木がこんもりとして、朝の
巒気
(
らんき
)
が
神々
(
こうごう
)
しく立ちこめております。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
しかし
遂
(
つい
)
に彼らは帰って来なかった。しんしんと冷えて来た夜半の
巒気
(
らんき
)
のなかで、勢いのおとろえた焚火を見つめながら、彼は何ということなしに、泣きたくなった。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
巒気(らんき)の例文をもっと
(5作品)
見る
巒
漢検1級
部首:⼭
22画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“巒”で始まる語句
巒
巒色
巒々
巒影
巒際
“巒気”のふりがなが多い著者
本庄陸男
北原白秋
中里介山
太宰治