“巒影”の読み方と例文
読み方割合
らんえい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紫ばんだ大江山の巒影らんえいが、丹波の群峯の中に王座をめて、飽くまで青い五月の空から、五十鈴の流れ由良の大河を俯瞰ふかんして、びんざわりよい若葉の風を浪人の肌に送ってきた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)