“きょしんたんかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
虚心坦懐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやいや、策士に策をもって当るなど、下策げさく。白紙になって会うにかぎる。虚心坦懐きょしんたんかい、ただ自分のこの一生懸命だけを云ってみよう」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
学問の基礎は常に生きた現実であり、成心なく虚心坦懐きょしんたんかいにその生きた現実と取組むことこそ、学問的態度なのである。
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)
虚心坦懐きょしんたんかいとは日本でこそ最も高貴な精神とされているが、ここでは最も馬鹿の見本であった。この二つの距離の間にはいったい何があるのであろうか。
厨房日記 (新字新仮名) / 横光利一(著)