“下策”の読み方と例文
読み方割合
げさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いやいや、策士に策をもって当るなど、下策げさく。白紙になって会うにかぎる。虚心坦懐きょしんたんかい、ただ自分のこの一生懸命だけを云ってみよう」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一人の劉備を怖れて、将来のわずらいを除くために、四海の信望を失うなどは、下策げさくというもので、私は絶対に賛成できません
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それと、世上の反信長党に、将軍弑逆しぎゃくという絶好な旗じるしを与え、正義を唱えさすなども、下策げさくでないかと考えられますが
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)