“こうふうせいげつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
光風霽月100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長ずるにしたがって私の精神の薄弱は事毎に暴露された。先生は今は亡き人である。ふと辛い気持に襲われる。先生の光風霽月こうふうせいげつの心境が今は私にも仰がれる気持だ。
前途なお (新字新仮名) / 小山清(著)
「お互いに信じあってさえいればなんでもないですよ。心のうちは光風霽月こうふうせいげつですから」
謎の女 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
私はこの飄々乎ひょうひょうこたる樹庵の姿を見、持前の感傷癖から、彼のイデヤするものは畢竟ひっきょう、淡々たる光風霽月こうふうせいげつの境地なのであろう、と何かこう羨しげな気持で、物凄い音響の律動を夢見心地に
放浪作家の冒険 (新字新仮名) / 西尾正(著)