“飄々乎”の読み方と例文
読み方割合
ひょうひょうこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
颯々として背を吹きなでるその初秋のわびしい街風をあびながら、風来坊の退屈男は飄々乎ひょうひょうことしてどこというあてもなくさ迷いました。
それはとにかく、活東は飄々乎ひょうひょうことした人物であった。母親とつつましい暮しをしていて、自分は雇員か何ぞになって区役所に勤めていた。
跛者ちんばで醜貌の猪十郎、薬草車を引き出した。美童の紅丸後押しをする。車に添って薬草道人、飄々乎ひょうひょうことして歩いて行く。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)