“飄乎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうこ90.0%
へうこ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飄乎ひょうことして、彼方へ、びっこをひいてゆくのが見える。——にもかかわらず、いかに悍馬に鞭打っても、少しもその後ろ姿に近づくことができなかった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三斎は、ますます鋭い凝視を、飄乎ひょうこたる面上に、注がざるを得ない。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
わが遊魂いかでか飄乎へうことしてそゝり出で、以て霊境の美神とあひ通化せざるを得んや。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)