“飄散”の読み方と例文
読み方割合
ひょうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
儒者おもえらく、死するときはこの身朽ち滅び、神もまた飄散ひょうさんして、剉焼舂磨ざしょうしょうま、かつ施すところなしと。しからず、夢をもってこれを試むべし。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(『空華随筆くうげずいひつ』に曰く、「儒家の死後魂神飄散ひょうさんの説、西天の仏教にたがうのみにあらず、また、日本の神道にかなわず」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
神識しんしきはなお屋中の人のごとし。人すでに出でてくに、房屋を顧みず。神識すでに出でて、幻身を顧みず。晦庵かいあんがいわゆる形すでに朽滅して、神また飄散ひょうさんす。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)