“神識”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんしき50.0%
しんしき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ婆羅門バラモン、かくのごとくはかりごとをなす。迦葉かしょうの曰く、『なんじがもしねむるとき、神識じんしき出入す、傍人見しやいなや』なきなり
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
盧生ろせいが夢中に八十年の浮沈行蔵ぎょうぞうあり。ないし、かくのごとき一夢の前中後、冥顕めいけんの異あれども、盧生が身は一貫せり。生死相隔てて幽明別なれども、神識じんしき一貫して滅せず。三世に相続して昇沈無窮なり」
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
神識しんしきはなお屋中の人のごとし。人すでに出でてくに、房屋を顧みず。神識すでに出でて、幻身を顧みず。晦庵かいあんがいわゆる形すでに朽滅して、神また飄散ひょうさんす。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)